ACS 1.1.9.0 提供開始

ACSの新バージョンである1.1.9.0の提供が開始されたようです。強化・変更点は「IBM i Access - ACS Updates」(英文)を参照ください。無償Javaの例としてAmazon Corretto、IBM Eclipse Temurin、IBM Semeru Runtimesが挙げられており、サポート文書「Java Options for IBM i Access Client Solutions?」によるとIBM Semeru Runtimesが推奨(MacユーザーにはAmazon Correttoを推奨)となっています。

EBCDICプラットフォームでICUがサポートされなくなる?

ICU(International Components for Unicode)のトップページで、「ネイティブEBCDICマシン(IBM i / z)でICU4Cを頻繁にビルド、テスト、修正する”誰か”がいなければ非ASCIIプラットフォームのサポートを除去する」と述べられています。

RFE → IBM Ideas への移行

IBM i RFEサイトが3月25日から新しいIBM Power Systems Ideasポータルサイトに移行しています。IT Jungleの記事「IBM i RFE Site Moving to New Location」で変化点を解説していますので興味のある方はご一読を。

Authority collection (権限収集)は役に立つか?

IBM i 7.3からOSに組み込まれたAuthority collection(権限収集)機能は、使い方が難しい機能と思っています。Authority collection自体は「誰が、何を、どのレベルの権限でアクセスしたか」を収集します。収集された情報を評価するには、「誰が、何を、どのレベルの権限でアクセスすべきか」を決める必要があり、そのために多くの時間と工数が必要です。厳格なセキュリティを適用するためのリソース確保が難しい場合は、「Is Authority Collection The Right Thing For IBM i Security?」に記載されているようにツールの利用を検討するか、あるいは、これまで通りにAuthority collectionに依存しないセキュリティモデルを考えるべきでしょう。

Powerシステムズの電源の解説記事

TechChannelの「Understanding Power Supplies for Power Systems」がわりと珍しい内容なのでご紹介。パワーサプライについて解説した記事はほとんど見かけませんが、W、kVA、Vの意味や計算式が載っているので役に立つことがあるかもしれません。