ACS 1.1.9.15がリリース
2026年8月12日に ACS 1.1.9.14 がリリースされましたが、その直後の8月23日ごろには、ACS 1.1.9.15 がリリースされたようです。
1.1.9.14で何が起きていたか
「多数の脆弱性を修正したACS 1.1.9.14が利用可能」の記事でお伝えしたとおり、IBM i Access Client Solutions (ACS) 1.1.9.14が2026年8月12日にリリースされました。しかし、このリリースには次のような不具合がでる場合があったようです。
- セキュア5250(TLS)接続ができない
- 機能を起動するたびに認証を求められる
詳細はIBMコミュニティのディスカッション(英語)を参照ください。
1.1.9.15の更新点
更新履歴ページ(英語)によると、1.1.9.15は2026年8月、ESS ID LCD8-2010-44として公開されています。修正内容は次のAPAR 1件のみで、セキュリティ修正や機能強化は含まれていません。
| APAR | 内容 |
|---|---|
| DT498800 | OSP-UNPRED MSGSSL007 - AN ERROR OCCURRED WITH AN SSL CERTIFICATE (JAVA.NIO.FILE.ATTRIBUTE.USERPRINCIPALNOTFOUNDEXCEPTION) |
実態として、1.1.9.15は 1.1.9.14の問題を修正したものと思われます。IBMコミュニティでの検証報告も好意的で、1.1.9.14 の問題が解消されたという報告がいくつか上がっているようです。
これから ACS を更新するのであれば、素直に1.1.9.15を適用しましょう。なお、1.1.9.14で導入された「Privateディレクトリは本人・SYSTEM・Administratorsだけがアクセスできる状態でなければならない」という仕様自体は1.1.9.15でも変わりません。共用PCや、雑に権限を広げたフォルダーにACSを展開している環境では、引き続き見直しが必要です。
ACS 1.1.9.15 を展開する前には事前のテストをお勧めします。
- ACS関連リンク(英語):IBM i Access - Resources
- 更新履歴(英語):IBM i Access - ACS Updates