S914/S924の保守終了

S914/S924を含むPower9の一部モデルの保守が2026年1月31日で終了します。

IBMの文書(PDF)によると、S914(9009-41A)やS924(9009-42A)などのPower9モデルが来年1月末で保守切れになるようです。まぁ、その時点で「8年以上現役である」事になるようなので、ITの世界では長寿なのかもしれません。



TechChannelにも関連記事、With Power11 Coming, the Time to Prepare is Nowがあります。筆者曰く、「長年の読者は、『壊れていないものは直すな』という格言について私がどう感じているかご存じです。つまり、古くてサポートされていないハードウェアに対しては、まさに間違った態度です。ハードウェアがそれほど古くないとしても、サポートを放棄することはリスクに見合うものではありません」とのこと。

基本的には正しいと思います。ただ、PTFを適用したらそれまで動いていたアプリケーションが動かなくなった経験がある身としては、事前に十分なテストを実施できるリソースが確保できない事もよくあるので、サーバー置き換えのタイミングを図るのは難儀しますね。



2025-01-29追記


正式な?アナウンスメント・レター(英語)が出たようです。

下表は「End of Standard Service (EOSS)」として挙げられているPowerサーバーです。「EOSS effective date」は全て 「31 January 2026 (2026年1月31日)」 です。

Machine type Model Product description Recommended replacement options (if applicable)
9008 22L IBM Power Systems L922 IBM Power L1022 or IBM Power S1022s
9009 22A IBM Power Systems S922 IBM Power S1022 or IBM Power S1022s
9009 41A IBM Power Systems S914 IBM Power S1014 or IBM Power S1012
9009 42A IBM Power Systems S924 IBM Power S1024
9223 22H IBM Power Systems H922 IBM Power L1022 or IBM Power S1022
9223 42H IBM Power Systems H924 IBM Power L1024