POWER9 Gモデルの発表

POWER9シリーズに、これまでの”A”モデルに加えて、”G”モデルが発表されました。

主要な点は、IBM i を廉価にサポートするS922Gの追加、PCIe Gen 4の採用、メインの補助記憶装置としてNVMeをフィーチャー、という感じです。まだ日本のホームページなどは更新されていませんが、近いうちに資料が公開されるでしょう。IT Jungleの記事「IBM Revamps Entry Power Servers With Expanded I/O, Utility Pricing」がまとまっているので、Google翻訳で一読すると良いかも。922のIBMの発表レターはこちら、関連のRedPaperはこちらです。

S922でIBM i をサポートするのは1コアの特別構成で、レターによると25ユーザーに制限されるようです。

  • 発表レター抜粋&Google翻訳:「IBM iクライアント用に調整されたPOWER9サーバー」:Power S922サーバー用の新しい1コアプロセッサーオプションを備えた費用対効果の高いPOWER9ベースのサーバーの紹介。この新しい1S / 2U POWER9オファリングは、1ソケットのみが実装され、1コアのみがアクティブ化された状態で出荷され、VIOSを必要とせずにIBM iをネイティブで実行します。IBM i(最大25ユーザー)を実行しているクライアントの前任者よりも2倍高いパフォーマンスを提供し、典型的な2.8から3.8 GHz(最大)POWER9プロセッサーカード(#EP5Y)とプロセッサーコアアクティベーション機能(#EP6Y)を使用します。プロセッサコアをアクティブにする必要があります。

RedPaperの109ページに、書き込みが多いシステムでは、標準のストレージ・バックプレーンをキャッシュ付きに変更するよう注意書きがあります。

  • IBM i OS performance: Clients with write-sensitive disk / hard disk drive (HDD) workloads should upgrade from the base storage backplane (#EJ1C / #EJ1E) to the expanded function storage backplanes (#EJ1M / #EJ1D) to gain the performance advantage of write cache.